エンタープライズID
前提知識
このドキュメントを理解するには、以下の基礎知識が役立ちます:
- OAuth 2.0の基本 - OAuth 2.0の認可の仕組み
- OpenID Connectの基本 - OIDCによる認証
- マルチテナント - テナント・組織の階層構造
- 認可コードフロー - エンタープライズSSOの基盤
概要
idp-serverは、エンタープライズグレードの包括的アイデンティティプラットフォームとして設計されています。
単なるOpenID Connect Providerではなく、企業・組織が求める高度なID管理機能を統合的に提供します。
エンタープライズ機能
idp-serverは、エンタープライズ環境に求められる 複雑な組織構造・厳格なセキュリティ要件・大規模運用 に対応するために設計されています。
単一テナントのIdPに留まらず、以下の特徴を備えた 統合ID管理基盤 を提供します。
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マルチテナント・マルチオーガナイゼーション
グループ会社や部門ごとに独立した運営を可能にしつつ、全体を一元的に統制 -
柔軟な権限モデル
RBAC(ロールベース)による権限管理に対応 -
完全なデータ分離とセキュリティ
Row Level Securityによる物理的分離とゼロトラスト前提のアクセス制御 -
規制産業レベルの標準準拠
FAPI、OIDC4IDA、SSFなど国際標準に準拠し、金融・行政など高セキュリティ領域でも利用可能 -
拡張可能なアーキテクチャ
認証方式・外部サービス統合・ワークフローをプラグインやテンプレートで追加可能 -
大規模運用のための可観測性と高可用性
監査証跡、メトリクス監視、マルチノード構成によるスケールとレジリエンス